北欧パートナー企業訪問記 その18(Bengt&Lotta_3)

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こんにちは。広報の村上です。

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こちらの連載も残すところ今回をいれてあと2回となりました。

改めて濃厚で濃密な時間だったので、2回で語りきれるか……さて、今回はラトビアの首都リガを出発し、ストックホルムに向かうところからスタートです。

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リガからストックホルムに向かう船は、日が暮れ、闇の中をずんずんと進んでいきます。窓の外は真っ黒で何も見えません。ほんの少しだけ映画「タイタニック」を思い出したり……。映画ではアルコールを飲んでいた人が助かっていたな……なんてことを考えながら、船の上でつかの間の休憩です。

 旅客船の部屋は狭いですが、トイレもシャワールームもあり、備え付けの長椅子椅子を使えば、2段ベッドのような感じで4人が泊まれる仕様になっています。また、お土産や食べ物が買えるショップもあり、サウナも使えるみたいでした。

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上の写真は船の中のスーパー。全体像を撮っていないことが悔やまれます。

 

ストックホルムの港に近づくと、岸辺にこぢんまりとした家々がチラホラ見えてきます。

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写真中央に小さく見えているのは、スウェーデン人がバカンスの際に訪れるという「サマーハウス」。スウェーデンの「サマーハウスは」日本の「別荘」のような、お金持ちの方だけの特権といった大げさなものでなく、ちょっと気分転換がてら過ごせる程度のものなのだそう。

 

さあ!ここからはスウェーデンに入国。ストックホルムです!

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ここで私たちを待っていてくださったのが、元イーオクト社員、現スウェーデン在住の前原紀子さんこと「マエノリ」さんです。私と木田は「はじめまして」でしたが、とっても気さくで温かい方。(写真の右の方です)

ここでは、ストックホルム在住の知識を活かして、マエノリさんにガイドをご依頼。トレンドのお店から、立ち寄るべき老舗まで、ストックホルム市内をさまざま案内していただきました。

 

詳しくは木田の記事にて!!!

北欧パートナー企業訪問記 その16(stockholm_1) - ecomfort’s blog

 

木田の記事にもあるように、とにかくお店を巡る巡る。

マエノリさん「このお店は8分で見て!」

私たち「ひゃー急げー!」笑

マエノリさん「このエリアはスリが多いから気をつけて!」

私たち「はい!!!」汗

なんて会話も今では良い思い出です。

 

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お店を巡りながらマエノリさんにはたくさんのことを教えていただきました。

 

まずは、スウェーデンのゴミ分別について。日本に比べてリサイクルが進んでいるスウェーデンでは、ビンでも透明か色付きか、古紙も同様に色付きか否かなど、とにかく細かく分けられており、なんでもまとめて捨てられるゴミ箱なんて見当たりませんでした。マエノリさんいわく「どんなに不良でも、ゴミの分別は間違えない」とのこと。そのくらい、リサイクルに手を抜かないことは、小さなころから当たり前の習慣ということ。

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それから仕事のこと。スウェーデン人は定時にはきっちり退社!というのがあたりまえ。今回訪れたパートナー企業をみていてもわかります。「休みを取ること」が国民の権利であることをしっかり主張できているのです。ただ、それがどうやらその日の仕事が終わっている・いないが関係ない方もいるようで……。マエノリさん曰く「スウェーデンで工事が予定通り終わらないなんてよくあることだよ!」とのこと。遅れている理由が「だって雨が降っているから!」。そのほかにも、例えば「明日は家族でサッカーの試合を見に行くからその納期には間に合わないよ!」ということも、スウェーデンでは「確かに!それはしょうがないね!」という感覚が普通なのだとか。

私がここで言いたいのは、「雨が降っているから遅れるよ」「家族の用事があって仕事を休むよ」ってことをきちんと声に出して言えて、それを周りも理解している文化というか社会っていいなってことです。

少し話がそれますが、海外では交通機関の遅延ってよくある話だと聞きます。だけど、今、私は東京で暮らしていて、ちょっとの遅延に大騒ぎになったり、それに対して車掌さんが謝ったりしていて、そういう風景を見ていると、なんか違うなって思ったりすることも多々あります。

個人的な話をすると、やっぱり家族がいる人には家族で一緒に食卓を囲める時間に帰ってほしいし、私も、自分に用事があるときは、心置きなく休める環境があってほしい。幸い、私はそんな悩みを抱えることはないですが、他の会社の話を聞くと、いっつも残業しているとか、休みの日にも出勤していたりとか・・・。何が良い悪いではないですが、いろいろと考えさせられる話でした。

 

最後に教育・就職のこと。スウェーデンでは、大人になってから学校に通うということはよくある話だそうで、逆に自分が就きたい仕事について学んでいないと採用もしてくれないのだとか。例えば、私は今広報という職種ですが、学校で学んでいたのはデザインです。もし私がスウェーデンに住んでいたら、今の仕事にはつけないということです。だから、自分が何をしたいのか、どんなスキルを身に着けたいのかを考えるために、旅や留学のために休学して考えたりする学生はとても多いそう。何事も自分次第ということです。

 

マエノリさんは日本も、スウェーデンもどちらも経験されているからこそ、それぞれの違いについて、とてもわかりやすく、しかもユーモアいっぱいにさまざま教えてくださいました。

 

さてさて、長々と失礼しました。ここからは少し写真コーナーです!

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お店の前にはテラス席が結構な割合であり、椅子にはブランケット!北欧の人たちは、太陽が大好きです。

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自転車道がきちんと整備されている&自転車率高し!私は何度も自転車道にはみ出してひかれそうになりました……。

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↑なんだろうこれ……。

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スポンジワイプは個包装されずに売られていることも!

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これはセルローススポンジのようですね。

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お抹茶セット!スウェーデンではジャパニーズブームの波がいったりきたりしているのだとか。

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ここでは北欧家具×盆栽のミックスコーディネートです。

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KLIPPANのデザイナー「ビルギッタ」が働くお店も訪れました。

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KLIPPANもいっぱい!織りの色合い、パーターンについてお話くださいました。

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伝統柄を現代風にアレンジするのがビルギッタのデザインの特長。日本の藍染にも興味があるようで、世界中のパターンを「ピンタレスト」を使って収集しているのだとか!

 

お待たせしました!お次はBENGT&LOTTAのお店へ向かいます!

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地下鉄に乗って移動します。

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駅を出てすぐの広場の様子。

BENGT&LOTTAのお店はストックホルムのOdenplan駅からまっすぐ歩くこと3分ほどの場所にありました。

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大きな道路に面しています。

以前ロッタが来日した際に、作品のアイディアは仕事場の周りをぐるぐる散歩している時に考えると話してくれていましたが、その散歩道をここで初めて見ることができました。お店の前には公園(Observatorielunden)があり、緑の芝生が広がっています。ここが、彼らのアイディアが生まれる場所なのです。

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二人はデザイナーですが、お店では接客も自分たちでされています。私たちも店舗でお買い物をしましたが、ロッタがお釣りを渡してくれて、そしてラッピングをしてくれます。ここには観光客もよく訪れるとのこと。ロッタがラッピングをする動画を撮る人もいるそうで、ロッタは不思議そうにしていましたが、その気持ちが少しわかる気がします。

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ここで、二人と目指す未来について語り合い、商談後はお二人のご自宅に招待いただきました。

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ご自宅に向かいまーす。

二人は日本が大好きだといいます。キッチンには日本のお茶筒が置いてあり、調味料やお菓子入れに使っています。また、日本の陶器にも非常に興味があるようで、和柄の食器があるのも印象的でした。

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キッチンをのぞくと……お茶碗の中にはお花型でくり抜かれた人参が。

お茶碗も、このお花型の枠も日本で購入されたのだとか。

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拡大するとこんな感じ!

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私たちのリクエストで、ベングトがはじめてつくったアイアン作品を用意してくださいました。牛のデザインです。

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夫婦でキッチンにたたれています!

 

こちらはテーブルの様子。

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ベングトの初期のアイアン作品なんかもあり、そのシンプルさがとっても素敵。(中央に写っている黒いやつです)。

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角度を変えてパチリ!窓辺には菊の花とキャンドルと陶器のオブジェが飾られています。スウェーデンのお家の窓は、カーテンがないお家がとても多く、窓辺のコーディネートは家ごとの個性に溢れています。ストックホルムの町並みを歩いていても感じましたが、窓辺に飾られているランプやキャンドル、お花など、外から見ると窓一つ一つがまるでアート作品のように素敵です。

 

食事中の会話は二人のバカンスの話だったり、今はまっていることだったりさまざまです。デザイナーという仕事柄、長期休みは取れないそうですが、それでもこの仕事が好きで幸せだと話してくれました。今ロッタはダンスに、ベングトは小説を書くことにはまっているそう。特にロッタは先生として生徒を教えられるレベルにまでなっているのだとか!すごい!

 

最後に使っている日用品についても聞いてみました。洗剤はecomfortでも扱っていたオーガニック洗剤。写真は、話の流れからロッタが洗剤を持ってくるなりダンスを披露してくださって、みんなで大笑い中の様子です。

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最後に全員で記念撮影をしてさよならです。ここでマエノリさんともお別れです。1日本当にありがとうございました!!!

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帰り道に、近くのスーパーを視察。すると、やっぱり!ベングト&ロッタの手がけたパッケージのお菓子がいたるとことにあります。二人の知名度の高さを実感しました。

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ついでにスーパーの日用品もチェック。スポンジワイプはもちろん、ディッシュブラシやシンクのちりとりなど、ecomfottで発売している日用品が当たり前のように並んでいるのを見て、これで自信を持って「スウェーデンではこれが当たり前なんです!」ってご紹介することができると感じました。

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日用使いのスポンジワイプは無地でかなりシンプル!そして安い。

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ディッシュブラシ!

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シンクのちりとり。

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洗剤コーナー。カラフルなパッケージですが、よーく見るとそのすべてにエコラベル「ノルディックスワン」のマークが!

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デポジット性の缶瓶回収きもチェック。

 

そのほか、北欧ならではの光景を一挙に!

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量り売りのお菓子。スウェーデン人はグミ好きなのかな……。

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ペーパーナプキンがズラリ!下の方にはキャンドルが大量に!

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スウェーデンのザリガニ・パーティーに欠かせない、ザリガニの冷凍!シーズンモノって感じでもなく、常設されている雰囲気。もしかして日常的にザリガニ食べてる……?

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さすが北欧!な乳製品コーナーの充実ぶり。

そのほかオリーブオイルやパスタの種類もものすごかったです!

 

まだまだ伝えたいことはたくさんありますが、今回はここまで。

次回は村上編連載最後となります。

今回の出張ではじめて知った文化や習慣、暮らしや環境についてお伝えしますので、お楽しみに!